とある図書館員の個人的読書感想の留書き

今まで読んだ文学から実用書、専門書、漫画まであらゆるジャンルの感想覚書きです。本のあらすじは不必要に書きません。本を手に取って読んでほしいから。

あなたの知らないあなたの強み 古野利幸

昨年たまたま本屋で見かけたこの本。

その前に図書館でも見たのですが表紙が「宇宙兄弟」で、私はこの漫画は読まず嫌いしているので気にも留めなかったのですが、本屋でまた見かけてどんな本なのかパラパラしてみました。

すると奥付に無料FFS診断ができるURLとアクセスコードが付いていました。

はい、そうです、それ目当てです。

で、予約の順番を待ってようやくこの本を手にしたら…アクセスコードの部分は図書館が切り取っていましたー!(笑)

そりゃ、そうだよね(笑)

まあアクセスコードは2回以上使えないようにしてあるようですので、コードがついていたとしても最初に手にしないと使えませんね。

 

簡単なFFS診断はできるので、それで判断すると「南波日々人」で日本人ではまあ少ないタイプでした。

こういう人格判断系は試すとほとんど日本で少数派に分類されてしまいます。

さいころから「変わってるね~」って言われているし、若いころは特に人に理解されず、反対に私も日本人典型的な思考に「何でそう考えるの?」って思っていたので、結果を見ても「やっぱりそうきたか」と自分はどんな思考の持ち主なんだろうなーと楽しく読みました。

他の因子を持っているタイプの人の思考や行動も漫画を引用しながらわかりやすく説明していて、「あー、私こういうタイプは苦手だわ」って思っていた人が少しは理解できたかな?と思います。

 

あと、自分が日々人タイプでもその時の環境や感情で違う因子タイプの思考が強く出てしまうこともあるとのことで、苦手(=自分が持っている因子で弱い数値の因子特徴)部分の傾向も知れて、より自分の事を客観的に見れるようになったかも、とそんな気になりました。

 

たくさんの人と関わってお仕事されている方や、家族でコミュニケーションの擦れ違いを感じている方にも参考になる本だと思います。

 

☆☆☆☆

2020年6月 発行

2021年4月 完読

請求記号 159.4