とある図書館員の個人的読書感想の留書き

今まで読んだ文学から実用書、専門書、漫画まであらゆるジャンルの感想覚書きです。本のあらすじは不必要に書きません。本を手に取って読んでほしいから。

だらしない夫じゃなくて依存症でした 三森みさ

だらしない…私の事か!!

って思って中をパラパラ読んだらアルコール依存症の発症から回復までを漫画にした本でした。

 

アルコール、ドラッグ、ギャンブルがパッと思いつく依存対象ですが、他にも買い物、ゲーム、ネット、性行為等あり、こちらの本は、アルコールをメインにドラッグとギャンブルの場合について描かれています。

…私も当てはまることがありそうとじっくり読みました。

 

依存とは誰しもが知らず知らずにやってしまうことだと思います。

そして依存は自己否定が強く、自信がないときに現実逃避として現れると思います。

自己肯定をして、現実とどう付き合うか一歩進みだすと自然と依存はなくなると私は思いますが、その一歩を歩くまでに時間がかかりすぎると依存症となり、自立して歩くことが困難になってしまうのでしょう。

 

私が依存症になるかもしれない対象はゲームとネットかな><

実際ネットつないだらずーっと見てしまうし、ゲームも学生時の長期休暇やプータローの時期は寝ても覚めてもゲームやってました。

でもスマホをうっかり持たずに外出しても気が散らずに違うことで時間を過ごすことができます。

仕事中までついやってしまうことはないですし、体調が悪いときはやり続けることがができませんが、ゲームとネットで睡眠時間を削ってしまうことはしばしば…。

そして長時間やってしまったときは罪悪感を感じてしまいます。

これは…気を付けなければヤバそうだ!

おもしろそうなゲームは紹介しないでください(笑)

 

あと、依存症にはならないとは思うけれど習慣となってしまう可能性が少しでもあるものがアルコールです。

毎日飲む習慣もなく、家では飲まないのですが、外で飲むと深酒してしまいます><

飲み方も食事をほとんどとらないので健康にも良くないし二日酔いにもなりやすいです。

依存症にはならないだろうって思う理由は私は迎え酒が本っっっっ当にできないのです。

二日酔い中はアルコールの匂いをかいだだけで、飲む行為を思い出しただけで吐き気が湧くので依存症にはならないかな、と。

ただ宴会など続いてしまうと「今日もお酒飲もうかな~」って考えが浮かぶのでここは気を付けて習慣にしないようにしないといけません。

今年の夏は習慣化していてヤバいな~って思っていました。

暑いし、ダレるし、疲れるし、コロナの自粛が解除されて気分も「わーい」ってなっていましたしね。

ただ9月に入ってから自然と「今日も飲みたい」って考えが浮かばないようになったので本当に良かったです。

 

ギャンブルは嗜む程度でしかしませんし、自己治癒力を信じているので薬を飲むことに必要性もほとんど感じません(二日酔いで辛すぎる時はしぶしぶ薬を飲みます)ので、ドラッグは絶対大丈夫でしょう。

 

こういう本を読んで知識を得ておくと、自分の行動が度が過ぎた依存になっているかどうか客観的にチェックできて自律できますので、読んでみるのもおすすめです。

また、依存症のご家族の気持ちも描写されています。

漫画で描いてあるのでより理解しやすい本でした。

 

☆☆☆☆☆

2020年3月発行

2020年12月完読

請求記号 493.1

 

 

 

言いにくいことはっきり言うにゃん 仕事の悩み解決編 Jam

Jamさんのこのシリーズはほぼ読んでいるのですが、この本が一番Jamさんの性格を表現しているなぁと思いました。

身の上体験に基づいた内容だからでしょうが、1日は仕事・睡眠・プライベートがだいたい三分の一で分かれますので、起きている時間の半分が仕事の時間ですから思考が反映されやすいのでしょう。

しかもフリーランスだとプライベートと仕事の時間があいまいになりそうですし←勝手な憶測。

 

仕事していると悩むことが多々ありますが、その悩みの対応策はJamさんはどちらかというと保守的な考えなのかしら。

特にフリーランス編は和を保ちながら不利にならない最善策を考える選択をされているなと思いました。

会社員だと本にも書いてありましたが会社に守られていますから、ちょっと失敗してもなんとかなります。

フリーランスは自分の言動が収入に響くので会社員より信頼を無くすことは怖そうだから、

悩んだらJamさんのように保守的に、でも自分に我慢させないような選択がみんな平和だと思いました。

 

最近仕事で悩んでたので、新刊だけど思わず即予約して読んじゃいました^^;

でも、読んでて思ったけど、悩みって自分が勝手に作り出しているから

答えも自分の中にあるんですよね。

悩んでいると視野が狭くなりがちです。

素敵な風景を見たり、美味しいものを食べたり、ホッとする時間を過ごして心にゆとりを作ると、

答えがポンッと思い浮かぶものです。

ゆとり、大事。

 

☆☆☆☆

2021年12月 発行

2022年2月 完読

請求記号 159

 

まんがでわかる 頭に来てもアホとは戦うな! 田村耕太郎

本当にアホっているんだわ!

って思うとき、自分が本気の時が多いと思います。

私も良く思います。

仕事の時。

仕事は私が一番情熱を注いでいるものなので、真剣になります。

その時に「この…アホ…!」って思ってしまう相手ってちょいちょい現れるんですよね…。

若いときはそれをしょっちゅう外に出していたと思います。

今は…減ったと思いますが…でも今もその時にいちいちイラついたりしてしまいます。

 

この本が出版されたときに「読んでみたい!」って思ったのですが

読むタイミングがなく、一度手に取れた時があってパラパラと中を見たら

結構…字が詰まってるなぁ…読むの時間かかるかも…、

ってずっと読むリストの後回しになっていました。

そして仕事中に漫画版があることに気づき、これなら読める!ってすぐに予約して読みました。

 

「アホと戦うな」

読んですごい共感できるし、なるほどって思いました。

しかし、現実的にできないだろう、なぜなら私の怒りは沸点が低すぎて

すぐにカーッとなるからです。

アンガ―マネージメントの本も読んだことありますが6秒待ってもイラつきは消えません(汗)

余裕が持てると怒りに感情を支配されずにできるかもしれないけど、

これ、つねに頭を冷静に保って状況判断しないとできないかも…。

あと自己肯定を最低ライン以上持っておくのも必要だな。

 

人が幸せを運んでくると私は思っているので、

好きになれなくとも悪くない関係を保てるように尽力します…。

 

☆☆☆

2019年3月発行

2020年10月完読

請求記号 159

 

 

 

心の絶対法則 内海聡

こちらの本の副題が『なぜ「思考」が病気をつくり出すのか?』です。

内海聡先生ことうつみん先生の本は今までも何冊か読んでいまして、実はセミナーにも一度足を運んでおります。

うつみん先生は「引き寄せの法則」はないと断言しているのに「思考」の話か、「病は気から」とも言うし、私はそれを信じているけど、内海ん先生はどう表現しているんだろ?

と気になって読んでみました。

とりあえず厚みが2センチほどあって、これは読むのが大変だろうな…と思ったら本当に時間かかりました。10時間くらい?かな?

いろんな方向からみた絶対法則が書かれているので私が興味ある法則はサクサク読めたけれど、興味がない法則の部分は集中力が続かない…難しいから(汗)

 

20章を4部に分け、章で各絶対法則が書かれているのですが、精神的な部分は面白かったかな。

「転写の法則」なんて私も自分のダメな部分の人生において納得です。

ただ幼少の記憶ってほとんど覚えていなくて、どの経験の記憶が転写されているのかが全く分かりませんが、今転写されているのでそう転写されてしまう事実があったのでしょう。

それがわかればダメな部分が減ってより楽しい人生になるのかな。

「全人類アダルトチルドレンの絶対法則」でどれだけ本気で主張したいと考えているかテストがありますが、これどれだけ真剣に自分の人生を自分の足で生きているかってことだな、と思いました。

これ全部できるほど激しい情を持っている人はそりゃ成功(自分の思うように生きる)するなと思います

 

うつみん先生の著書はもちろんの事、FacebookTwitterInstagramでもさんざん出てくる「グーミン」や「クレクレ星人」「新型コロナ」の事もしっかり書かれております。

新型コロナに関しては2020年に発行された本なのでその頃の事象で書かれていますが、本当にすごい情報量です。

 

悪名高い先生だけれどちゃんと先生なので裏付けをしっかり取って批判がっつりしてるので、それに賛同するか反対するかは読者次第です。

私はうつみん先生は大好きでYoutubeも見たりもしていますが、発言すべてに賛同しているわけではありません。

私は占いはあんまり信じられないんですよね。

うつみん先生は西洋医学をバッサリ切るのに西洋占星術は信じておられる。

面白い人だなと思います。

 

精神的に弱いけど強くなりたい人、情報ってどう取捨するの?って思っている人、多方面から情報を見る方法を知りたい人は読むといいかもしれません。

 

☆☆☆☆☆

2020年11月 発行

2021年9月 完読

請求記号 304

健康以下、介護未満 親のトリセツ カータン

カータンさんは絵日記ブロガーで何年も前からご活躍されている方です。

毎日は読まないのですが、ある程度更新されたら一気に読んでいます。

日常の話が多いのですが、私にもこれから高齢者になる母がいるので、カータンさんのご両親の話はためになるし、ときには笑いもし、楽しませてくれます。

そのブログで掲載されたもの+描き下ろしをまとめたのがこちらの本です。

介護する立場の娘(カータンさん)の心情がこれから母に訪れるであろう変化に私も感じることかもしれないと、興味津々で読みました。

痴呆症の症状としては私の祖母も痴呆症でしたのでその時を思い出す内容があり、私もこういう対応すれば良かったなぁと思うこともありました。

 

親の介護は子にとって義務ではないけど、私は母の介護はしようと思っているので(もちろん一人では無理だから姉や専門職の方を頼りつつ)、これから介護スタート!って時になったらもう一度読もうと思います。

 

☆☆☆☆

2020年4月 発行

2021年7月 完読

請求記号 916

 

 

悩む力 メンタリストDaiGo

物事を0か1かで判断しやすく、言葉をオブラートに包むのが苦手(包まれるのも苦手)、比較的ウジウジしない性格だからか、友人から相談されることが最近は特に増えました。

正直相談に乗るのは苦手です。

アドバイス求められて「こういうことやってみたらどう?」って言ったところで受け手はほぼ実行しませんからね。

「そうなんだー、大変だね」的な事言いながら聞いて欲しいだけなんじゃないの?って思うのですが、意見を求められたりして、私の考えを言っても「そうじゃないの!」とか…。

こういうタイプはウジウジ悩むけど解決案を本気で見つけたいとは思っていないし、可哀想って自己を認めて欲しいだけなんでしょ><

って最後はその姿に呆れるのですが、それでも、仲良くしてくれるので力になりたい私であります。

 

DaiGoさんのYouTube配信を高頻度で見ていますが、そこでこの本を紹介していました。

クリティカル・シンキング」について書かれておりますが、上に書いた友人たちにぜひともお勧めしたいです。

だいたい悩みのスパイラルに入ってしまう人はもともと持っている思考癖で一視点からしか物事を見ないです。

不安や心配で見える範囲が狭いのでしょう。

現実はたくさんの事実で成り立っていますので、いろんな方向で考えると意外なところに突破口がありますが、そのいろんな方向で考える方法がいくつか書かれており、「ソクラテス式問答法」は自問自答で使うだけではなく他人との対話でも使えます。

顧客がごねてる時にうまく商談を進めたい営業マンや、言うこと聞かない部下に悩む上司、指示があいまいで気が変わりやすい上司の下にいる部下。

怪しそうなおいしい話を持ってきた友人。

ああ言えばこう言う子供や夫・妻とのコミュニケーションにも使えると思います。

質問して相手のまとまってない考えや矛盾のある意見を正しく誘導する問答法なのですが、私は自問自答するときは結構この問答法を使っているかもしれません。

ただ対人ではあんまり使わないかも…。

本にも文章で読むと気付くが会話の中だとなかなか気付かないものがクリティカル・シンキングだというようなことが書かれておりました。

 

また友人から相談された時にこの手法を使ってお互い有意義な時間を過ごせたらなと思いました。

 

☆☆☆☆☆

2021年4月 発行

2021年7月 完読

請求記号 141.5

 

 

 

 

マンガ版ちょっとだけ・こっそり・素早く「言い返す」技術 ゆうきゆう

人と話をしていて意見が食い違ったとき、あとで

「あー、こういった方が伝わりやすかったな」

って私は良く思います。

その時は感情が先走りやすくなって勢いにまかせて言ってしまいます。

落ち着いて違う視点の発言するとかその時に気付けばいいものをいつも後の祭りです。

ただ

「次似たようなチャンスが訪れた時はこう言う!」

って脳内シュミレーションはしますが、なかなか同じようなシチュエーションは起きませんよね…。

パッと切り返しできたらな~、って思ってたので目に留まったので読んでみました。

 

この『「言い返す」技術』を読んで思ったことは、知らず知らず私も使ってるなー、って技術があったてこと。

今まで図書館勤務以外にも接客業ばっかりやっていたのもあって、

ちょっと勘違いされたお客様や、現場をまったく知らない上司相手にどう返せば良いか、って常に考えて仕事していたからかもしれませんね。

 

 

また、ニコ動作ったひろゆきさんが結構な頻度で頭にチラつきました。

ってことはこの本を読みこんで技術を身に付けたらひろゆきさんになれるかも!?

う、嬉しいこと、なのか…な?

 

腹立つことを言われた時に言い返す技術だけじゃなくて、相手と盛り上がる話をする際の質問方法とか、自分のメンタルの保ち方なども書かれていて

(メンタル系のマンガや本の監修をよくされているゆうきゆう先生が書かれているので内容は納得できます)

上手に自分の言葉にアレンジして使えば、営業のお仕事をされている方はお客様の「でもでもだって」を封じることができるかもしれませんね。

 

 

マンガも付いていてわかりやすくて、私のように「あの時ああ言えば良かった」って後悔する人は何度も繰り返し読んで頭に叩き込み、

脳内シミュレーションを繰り返し行うことで本番に備えましょう。

私ももちろんやります!

ってことで、この本は借りるより買って隙間時間に読んで妄想するのがおススメです。

 

☆☆☆☆

2020年8月発行

2021年5月完読

請求記号361.4