指紋捜査官 堀ノ内雅一
昨年、季節はいつだったかしら…この著者の方に会う機会がありました。
その時はジャーナリストとしてその時書いた記事が載った雑誌を紹介してくださり、楽しい時間を過ごしました。
それからしばらく後、年末か年明けだったかに、人と飲みながら会話している場面で「阿部定」はどんな女性だったかって話が上がりました。
その時に
「リブランさん、以前会った堀ノ内さん、いるでしょ?あの方、阿部定さんの本書いてるわよ」
と教えて下さり、それなら読んでみよう!って図書館の蔵書検索をしたら他にも本があり、酔った勢いで「全部予約しちゃおう」って予約した本の中の一つが、この「指紋捜査官」でした。
(次の日図書館から予約確保メールが来るまで記憶にございませんでした。酔いって怖い)
時代は昭和で私も知ってる三億円事件やオウム事件なども手掛けた指紋捜査官・塚本宇兵さんのルポタージュです。
私は、エッセイや、伝記や、論文や、調査結果のようなノンフィクション系を好んで読む傾向があり、しかもこの本は一時期憧れた警察官の実話なので、当時の時代背景を思い出しながらのめりこんで読んでしまいました。
塚本さんの仕事に対する姿勢や、指紋の奥深さなど、
「なるほどなぁ」
とか
「え、その展開、その先どうなるの!?」
とか指紋の世界にどっぷり浸かって読後は
「もっと経験談知りたい!第2弾を求む!」
でした。
さすがに第2弾は厳しいでしょうね…。
あ、でも弟子が~とかなら!
堀ノ内さんお願いします!
この本の時代から30年以上経っていますが、今ではDNA鑑定や、ファイリングや、AIなんかも捜査方法に入っていると思いますが、指紋鑑定もまだまだ現役でしょう、こんだけ指紋は奥深いですから。
で、一つ気になったのは、請求記号が4門なんですよね。
てっきり9門だと思ってたのですが。
☆☆☆☆☆
平成16年9月発行
令和2年8月完読(借りたのは年明けなのに…予約付かないから後回しにされてました)
請求記号 498.9
#指紋捜査官#塚本宇兵#三億円事件#オウム事件#指紋鑑識#警察官#堀ノ内雅一#ルポタージュ