とある図書館員の個人的読書感想の留書き

今まで読んだ文学から実用書、専門書、漫画まであらゆるジャンルの感想覚書きです。本のあらすじは不必要に書きません。本を手に取って読んでほしいから。

税金を払わずに生きてゆく逃税術 大村大次郎

以前読んだ大村さんの本はやはり古すぎて、最近出たものはないのかなぁと選んだ本がこちら。

これは個人事業主や経営者だけではなく、サラリーマンの方や一般の方でも楽しく読める税金の話で、正直こちらの方が面白かったです。

 

お金持ちが海外に行ったらどれだけ節税になるのか、一般の方でも海外に住所を持つ人が増えている、などなど、海外の住所を使った節税方法は、

「いつか、私も?住むかも?知識として入れておいても損はないかも…!」

ってか私なら住むなら税金高めのイギリスがいいから自分に使える知識ではないなぁ、と思い直しました。

 

タックスヘイブンの話もありました。

数年前にたまたまNHKをみてたらドキュメンタリーでパナマ文書の特集やってたんですよね。

それまでタックスヘイブンとか知らなかったですし、

ボーっと見てたら某有名な漫画家さんもこの文書に名前が入っていることが判明し、

この文書に載っている人たちは脱税の疑いありとのこと。

でもうまいしくみだから脱税だと言い切れない、らしい。

 

えー!!そうか…金持ちはこうやって資産を守っているんだ…、もっと詳しく教えてくれ~、金持ちの世界を教えてくれ~っ

て思ったことを、この本で思い出しました。

 

その他車や不動産で節税する方法や、副業で節税、個人事業主じゃなくても使える税金のかからない医療費の種類など、

この本で知って「なるほどなぁ」って思ったことが多く、この本は手元にあった方がいいかな、と思いました。

今は使わないかもしれないけれど、知識として記憶にとどめておけば、

いつか何かの形でその知識が活かされる場面が絶対来ると思います。

知識はお金と一緒で、いくらあっても邪魔にならないですね。

 

また、エピローグで今の日本の財政面から政治をぶった切っていて、

国税調査官でもここまで言うんだ!ってこの本の価値がまたアップしてると思います。

 

 

 

☆☆☆☆

2018年3月発行

2020年5月完読

請求記号 345

 

 

#逃税術#大村大次郎タックスヘイブン#海外居住#住宅ローン控除#プライベートカンパニー

 

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